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 10.日曜日・午後

1、日曜日・午後 

  黒羽を助け出したいならば、薬物原料の搬出が終わり狂信者の人数が減った午後が良いだろう。常駐している人数などは「04.金曜日・午

 後」のイベントNo.102を参照されたし。

  また、日付が変わる頃にお参りがあり、それまでに脱出できていなかった場合は完全に記憶を書き換えられ、黒ヶ峰町でしあわせに暮ら

 すこととなる。えんふくさまが活動を開始してから脱出するのは非常に困難であるため、実質的にえんふくさまが行動を開始する日没が脱

 出開始のタイムリミットとなるだろう。また、黒羽が盗み出した陰陽石はこの日の20:00頃にえんふくさまによって回収されるため、見つけ

 るならそれ以前となる。

 

 

○イベントNo.501『一蓮托生』

 ・イベント日時:日曜日午後、日が沈むまでならいつでも

 ・発生条件  :薬物原料保管庫へ行く

 ・発生する出来事

   土曜日の午後から日曜日の午前中にかけて行われていた作業は正午に終わった。しかし日が沈んだらえんふくさまが行動を開始するた

  め、黒羽を助け出すならば今しかないだろう。もしくは、えんふくさまが活動できず、なおかつ狂信者達が作業を開始する前である日の

  出からAM8:00までの間も黒羽を奪還するチャンスである。

   薬物原料保管庫であるが、手に入る物品や情報などはイベントNo.102を参照されたし。常駐しているのは4人の警官で、そのうち2人が

  尋問に当たっている。残りの2人は橘田農園を巡回しており、何らかの異変が発生した場合はすぐに薬物原料保管庫へ向かう。狂信者と

  農園で働いている住人以外が近づくことはない場所のため、不審な人物は即座に拘束され、黒羽とは別の尋問室で手厚い歓迎を受けるこ

  ととなるだろう。捕らえた人数が2人以上いた場合、警官達は応援を呼んで捕らえた者を警察署へ移送しようとする。応援の警官達が来

  るまでの間は両手両足を拘束され、薬物原料保管庫で監視されることとなる。

   また、夜間は尋問を担当している警官のうち一方は帰宅し、尋問、巡回合わせて3名の警官が常駐することとなる。そのため、日の出

  からAM8:00までの間に潜入する場合は障害となる警官が1人減るだろう。

   何らかの方法で警官達の目を掻い潜って潜入するか、全員を排除することに成功した場合は尋問室に囚われている黒羽を救出すること

  ができる。土曜日午後から日曜日正午にかけて薬物原料の搬出作業があったため、黒羽は大村純一ほど手酷く尋問を受けていない。それ

  でも長時間に渡る拘束と尋問は確実に黒羽の体力を奪っている。以下に時間経過に伴う黒羽の消耗について記載する。

  捕らえられた土曜日のPM13:00を起点として…

  ・4時間ごとに耐久度1減少

  ・4時間ごとにSANチェック→1/1d3

  ・日曜日AM11:00に<幸運>→失敗で足に怪我を負う。シナリオクリアまでDEX₋3の補正。

  ・日曜日PM13:00に<幸運>→失敗でもう一方の足にも怪我を負う。さらにDEX₋3の補正。

  ・日曜日PM15:00に<幸運>→失敗で耐久度4減少。

  ・日曜日PM17:00に<幸運>→失敗で耐久度4減少。

 (例1)日曜日PM14:00に救出した場合

   耐久度6減少、SANチェック6回、<幸運>ロール2回

 (例2)日曜日PM18:00に救出した場合

   耐久度7減少、SANチェック7回、<幸運>ロール4回

 (例3)日曜日AM6:00に救出した場合

   耐久度4減少、SANチェック4回

   日曜日の午後から本格的な尋問が始まるため、黒羽の消耗は激しくなる。そのため、救出に時間がかかりすぎた場合、すでに事切れた

  黒羽の亡骸を発見することとなるだろう。黒羽も大村純一と同様に、尋問を受けても口を割ることはない。ただし<幸運>ロール次第で

  はDEXに大きな補正を受けており、自力での速やかな移動が困難となるため脱出において足手まといになりかねない。

   また、ここにある拷問器具のうち、大村純一の拷問で用いられた松脂とライターは大いに役立つだろう。この松脂を布に浸し、棒の先

  端などに巻き付けて火を点けることで松明となるため、えんふくさまに対抗するための有力な武器となる。他にも血で錆びついた鉈や金

  槌など、使えそうな道具はいくらでも調達できるだろう。

○イベントNo.502『〆切り間近』

 ・イベント日時:日没

 ・発生条件  :黒ヶ峰町で日没を迎える

 ・発生する出来事

   今日は週に一度の特別な日である。えんふくさまを崇めるのは黒ヶ峰町民の限りなく義務に近い特権であり、町民全員の幸福の拠り所

  である。毎週日曜日。この日はえんふくさまを最も身近に感じることができる日であり、当然、住民が最も幸福を感じる日なのだ。

   日曜日の日没以降、えんふくさまが姿を現し、黒ヶ峰町内を巡回する。探索者がまだ町に残っていた場合、町内を彷徨うように漂う黒

  い煙を目撃することとなる。このえんふくさまの一部を目撃した住人はその場に膝をつき、ひたすら祈りの言葉を捧げるだろう。

○イベントNo.503『石の在り処』

 ・イベント日時:PM21:00

 ・発生条件  :陰陽石が石像から取り外され、探索者が回収していない

 ・発生する出来事

   陰陽石は儀式(お参り)に必須であり、これが失われたままでは<記憶を植え付ける>を十全に行うことはできない。そのため、陰陽

  石が石像から取り外され、探索者や狂信者が回収できていない場合はえんふくさまが直々に取り戻すことになる。

   えんふくさまはイベントNo.402で記載したように町内と周辺を巡り、PM21:00前後に石を見つけ出す。仮に石が浄化されていたとして

  も、石像に取り付けられてえんふくさまの影響下に置かれるとすぐに元の性質を取り戻すだろう。

○イベントNo.504『時間切れ』

 ・イベント日時:PM22:00

 ・発生条件  :探索者が町を出ていない

 ・発生する出来事

   全ての住民が神社に集合する時間である。橘田が同行していた場合は彼(または彼女)から神社へ行くことを促される。聞き入れなか

  った場合は狂信者と住人が総出で連行しにやって来る。

   これは実質的なゲームオーバーイベントであり、ここまでくればもうシナリオクリアや探索者のロストを気にしなくて良いだろう。よ

  って、これ以降のイベント目的は如何に探索者(プレイヤー)を恐怖させ、絶望させるかである。脱出に挑戦すらしていないプレイヤー

  どもをゲームバランス諸共打ち砕こう。

   探索者に勝たせる気のない人数の狂信者と村人を出して数の暴力で無理やり捕らえよう。さながら、一般人がバイオハザード4の村に

  放り込まれるようなものである。捕まった探索者は『09.脱出』記載の『吊るされたよそ者』ENDにするか、黒ヶ峰町でしあわせな人生を

  送らせてあげよう。

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